タイトル | : Re^3: 算数の応用力を伸ばすには? |
投稿日 | : 2003/12/02(Tue) 16:39 |
投稿者 | : くらもと |
> 早々に丁寧なアドバイス有難うございます。
> とても、参考になりました。
> ご指摘どおり関西圏に住んでおり、偏差値55の中学を志望しております。河合塾生でもないのに厚かましくアドバイスを頂き、誠に申し訳ございません。
→どういたしまして。河合塾生専用のBBSもあり、これはクローズされております。
したがって、河合塾生以外は、オープンになったBBSや問題解説ページ、ノウハウ関係はどなたが利用されても構いませんし、私自身、回答もさせていただいております。
> > > →短期間に4回復習しても効果はさほど上がりません。その理由は同じ問題では覚えてしまうからです。
> > > 1回目は当日か翌日、2回目は1週間後、3回目は1ヶ月後です。3回ともできて、まあ、大丈夫だろうというところでしょうか。
>
> >>短期間の復習をしていました。
> これからは、くらもと先生のお話を参考に効率の良い学習方法を心掛けようと思います。
→効率的かどうかは分かりませんが、確信してはいます。
予習は、週テストのため(一夜漬け)、復習は学力を付けるためと考えています。
> > そして、同じ問題を何度もやるよりも、類似問題をやる方が学力にはつながります。
>
> 有難うございます。
> 類似問題をさせてみようと思います。
→参考書から類似問題を探すのも【親業】の一つと思っています。
> 申し訳ございません。
> もう一つご相談ですが、最近、白金セミナーの粕谷講師の本を読ませて
→何度でも構いません。巨大なサイトになっているため、どこかに書いた覚えがある事柄は、探し出してリンクを張ります。
> 頂きまして、その本の中に算数の応用力をつける方法として、「3回挑戦法」を紹介されていました。
> 内容は、1つの問題を30分の制限時間付で考えさせ、それで解らなければ、数日置いて、もう一度同じ問題を同じ条件でさせ、それを計3回繰り返し最後に解答を見せるという方法らしいのです。
> これで「頭を開いてゆく=応用力をつける」というものですが、この方法はくらもと先生のお考えではどう思われますか?
→該当する本は読んではいませんが、方法は同じです。ただ、細部では大きく異なっています。
1.自宅学習では6分〜10分考えて分からなければ、次の問題に移り、一通り終わった段階で、再度挑戦する。
特に図形問題は、問題の図を見てからトイレ、風呂、寝ること。これらの過程で何かに気づくことがあるからです。
2.それでも分からなければ、その週のテスト前日に再度挑戦し、できなければ解答を見たり、誰かに教えてもらう。
ただ、一人では難しい場合、誰かがヒントを出す。
3.テストでは、10秒です。ただし、処理方法が判ったときの作業時間は含めません。
> 私は良い方法のようにも考えられますが、実際問題、毎日の家庭学習を算数ばかりに時間をかけれない状態です。
> 通常1,2分考えて解らなかったら、私が丸付けした後、解答で確認させていますが、このようにとことん問題を考える訓練が必要なのでしょうか?
→少し、判断が速いようです。少なくとも翌日ぐらいには再挑戦させて下さい。そのときにできなければヒントを出し、それでもダメなら解答集で確認させることです。
なお、K塾では6年1学期まで新出事項の学習をやっており、夏に、題意回目の総復習、2学期の第2回目の総復習、冬に第3巻目の総復習となっております。このスタイルの場合、子供達が瞬発力が付いたな、と思えるのは、6年の10月です。
新出事項を学習しているときは、受験算数全体を見回すゆとりはありませんが、1回目の復習で、再確認し、それもすぐ忘れ、2回目の再確認の最中に、知識のリンク化がはかられてきます。
ただし、それを確実なものにするには、一行問題のシャドートレーニングが欠かせません。
本来は公開テスト・模試などのために、日常的にシャドートレーニングの癖は付けておきたいものです。