さまざまなミスを検証する |
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計算のミス | 1.本質的な 計算ミス |
計算の仕組みを正しく理解していない生徒のパターンです。徹底して、計算の仕組みから学習し直す必要があります。 算数は計算の仕組みが理解出来ていなければ、ほとんどの問題で間違えることになります。早急に直すべきであり、時間がかかります。 一つ一つ丁寧に、基本原則にしたがって、やらせるようにして下さい。 |
2.本能的な 計算ミス |
低学年のときに誤ったまま記憶されているミスで、今後、瞬間的な暗算を行ったときには、確実に間違えるミスです。この種のミスは、本人がその都度、自覚しなければ修正されることはありません。一生物と諦めて下さい。 一人一人異なります。どのような数値で間違えるのか、データ化して、本人に知らしめることが大切でしょう。 なお、一番本性がでるのは、寝起きのようです。この時間帯を活用してデータを蓄積するのがよいのでは? ※よくは知りませんが、【認知学】なる学問の世界か? |
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3.技術的な 計算ミス |
丁寧さと我流が災いしたミスで、強圧的に従わせるか、徹底して洗脳?しなければ直ることはありません。そのため、ミスを重ねたとき、言い換えれば、成績が悪かったとき、徹底して追い詰めることが大切でしょう。 どちらかといえば、力のある生徒で、野放図?に育てられてきた生徒の多いミスです。 育て方が悪かったと諦めるのも一考か? |
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文章題のミス | 1.数量関係が押さえられていないミス | これまでの勉強(特に小学校)が同じ種類の問題を連続してやらせられていたため、画一的に処理すればよかった。そのため、数量関係を押さえる必要がなく、適当に【+、−、×、÷】で計算していても得点にはなったはずです。しかし、少し長くなったり、難しくなったりすると、その方法では処理できなくなります。しかし、従来通りの方法でやっているため、出来たり出来なかったりして安定しません。言い換えれば、「当たるも八卦」の世界であり、まずい方向にいけばお終いとなります。 真の力をつけたければ、数量関係が押さえられているかどうかのチェックを行って欲しいものです。 その押さえが出来れば、どのような解き方でも可能となります。 なお、平均、速さ、割合、比などの基本的な数量関係は分かっていることを前提としての話であり、この基本的な関係を間違える場合には、その分野の基本に戻り、徹底した演習を積まなくては前進はありえません。また、これらの基本的な数量関係を押さえていないと、中学に入ってからも困ります。 追:適当な数値の組み合わせで計算していないかどうかのチェックを! |
2.「読み取り」を書き出して整理していないためのミス | 文章題を解くときの一番大切なことは、「問題文の読み取りを正確にやっているかどうか」です。解き方(テクニック)などは、後の話です。 この「問題文の読み取り」が出来ていない、整理されていないにも関わらず、「解き方(テクニック)」だけが先行して崩壊している生徒がかに多いか。解き方が即座に思いつかなければ、「問題文を整理」して欲しい。これができない場合には、その問題は自分のレベルを越えた問題として、一時諦めることも大切です。 この内容については、「どこまでが読み取りで、どの部分がテクニックなのか」を具体例を挙げて説明します。 |
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3.計算式を書かないためのミス | 間違えたときの戻り処となる重要なポイントであるばかりではなく、計算を余分にしたり、計算漏れを防ぐためにも大切である。この計算式を書かずに筆算だけで解いている答案がいかに多いか。ノートなどを調べられて、矯正?を加えて欲しい。後で泣きを見るのは本人であることの自覚を持たせて欲しいのです。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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4.線分図や面積図に結果を書き込まないためのミス | 解くときの初期の段階で、キチンと表や図は書かれているが、計算を落としたり、余分な計算をしてしまったりしている生徒も多い。その原因の多くは、表や図に計算の結果を反映、すなわち、書き込んでいないためです。表や図に結果を反映することで、どこまで計算したのかが明確になるばかりではなく、次に何が計算出来るかということも分かり、時間の短縮にもなり、一挙両得を越える行為であろう。ノートを見て下さい。やっていないですヨ。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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図形のミス | 1.公式を正しく覚えていないためのミス | 問題外です。基本公式を覚えていないのでは、話になりません。早急に公式の成り立ちから、再度やり直すべきです。そして、基本問題の演習量を積んで下さい。特に、角度、面積、体積の計量公式はキチンと押さえておかないと、中学に入ってからも困ります。 公式を覚えていても、図形の向きが変わると、公式が使えない生徒も多々います。そのような問題では、参考書、テキスト、問題集などを回して、馴染みの位置のもってくるようにすればいかがでしょうか。それすらやらずに、眺めているだけの生徒が多いようです。工夫するということがないのですネ。本当に困ります。 |
2.計算式を書かないためのミス | 問題の多くは、公式に当てはまるはずです。それにも関わらず、式を書かずに、筆算。そして、計算不足に陥ったり、余分に計算してしまったりして、勝手に間違っています。自業自得、自殺行為そのものです。 筆算のもとは、公式(計算式)であることを忘れないこと。 書いてあれば、間違いのチェックもやりやすいはずです。 なお、3.14絡みの計算は、3.14をつけたままで、一度やめ、分配法則が使えないかどうかをチェックして欲しいものです。 分配法則を使えるのに、3.14を何度も計算するということは、時間の浪費ばかりではなく、3けたの計算ですから、ミスの増加にも繋がります。損することはあっても、得をすることはないでしょう。 追:複雑な問題であれば、図のそばに式を書くべきです。 |
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3.図を描かないためのミス | 図を描かないということは、問題の図の中に書き込むことになりますから、問題の図は塗り絵の下敷きです。 そして、考えているそぶりを見せるため、同じところを何度も往復して、ためらい傷よろしく、これまた塗り絵です。 中学受験(中学数学)のレベルでの図形問題がほぼ完成したのは、ギリシャ時代です。退廃的な、貴族趣味的な、奴隷制にあぐらをかいていた時代の産物ですが、少なくとも、【美】を追求した時代です。そこで生まれ育った図形(幾何)が、醜いはずはありません。美しいまま解きたいものです。 そのためには、複雑な問題であればあるほど、一つの要素で一つの図を描く癖をつけるべきでしょう。それによって、対応関係も明確になります。 図を描かない生徒は、実に多いですヨ。描けないから描かないのか、面倒だから描かないのか。恐らくは前者でしょうが、その原因は、学校教育にあるようです。定規は渡しても描かせることを、低学年でやっていないためです。最初は問題を紙の下に置いて、写せばよいでしょう。初めから、フリーハンドはきついようです。まず、写すことから始めて下さい。 この図のことを、解くための作業台と名付けています。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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4.図形における条件の読み取りミス | 見た目で処理をしている生徒に多いミスです。条件を問題の図の中に書き込み、それぞれの図形の性質ごとに図をかき分ける癖をつけるべきです。そうすれば、図形自体が単純になり、対応関係が明確になるはずです。 特に、平行と垂直、そして等しい長さが重要です。当然、線分比と面積比の関係も。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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5.図の中に結果を書き込まないためのミス | 上記Cにも関連することです。 問題の条件が問題の図に書かれていなければ、それをまず書き込む。この作業はまずまずやられているのですが、自分で計算した結果を図に反映しない生徒も多々います。書き込むことで、次の計算に繋がることがよくあります。その機会を自ら放棄してしまっては困ります。 この項は文章題Cと同じです。それも参照下さい。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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その他のミス | 1.転記ミス | 保護者の方が、事務職をやった経験があれば分かるように思うのですが。お坊ちゃん、お嬢さん育ちでやったことがない、と言われればそれまでですが、もし、やったことがあるのでしたら、事務上で【転記】するときにどのような方法でやったのかを思い出して欲しいものです。スケールを使ったはずです。その方法を援用すれば、【転記ミス】の多くは無くなります。 スケールを使っていると面倒ですから、左手で筆算した数値を押さえ、右手で解答欄に書くことです。これだけで、どれだけのミスが無くなるのか。このミスは、算数だけでなく、他の教科にも言えることですから、その得点たるや・・・・。是非、習慣づけたいものですネ。 なお、途中や最後の計算の結果は、大きな○や□などで囲むことも大切でしょう。 ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
2.判読不可能 なためのミス |
答案に読めない数値を書くのはもってのほかです。算数では数値、国語では漢字。 自分の字が読めないこともあるようです。自分で間違えるような数値は書くべきではありません。いくら象形文字といっても! ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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3.問いかけとは異なる答えを書くミス | 時々ありますネ。その原因は明らかです。自家用車で家族旅行をして、最も事故が多いのは、家に帰り着く寸前とのデータがあります?が、それと同じことです。やっと@に当たる量が計算できた、との思いが、注意力を無くするためです。 このミスは一番直しやすいはずです。解答欄に書き込むときに、【問いかけだけを読み直す】習性をつければ無くなります。後で見直せばよい、などとは思わないこと。そのような時間は基本的にはありません。その都度、読み直す癖をつけましょう。 ♪気をつけろ、落とし穴がそこにある♪ ※挙げるとキリがないため、実例は無し。 |
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