タイトル | : Re: あと2ケ月のこの時期に…。 |
投稿日 | : 2004/12/09(Thu) 07:18 |
投稿者 | : くらもと |
メルマガ、いつも購読させて頂いております。娘のことでご相談申し上げます。塾は市内大手の集団指導塾に通っています。金城・椙山を考えており偏差値に関しまして、椙山はなんとか80%圏内、金城は今一歩という現状です。
→ということは、偏差値では5、算数の点数では10点(2問〜3問)ほど足りないということのようですね。
しかしながら、先生のご専門の算数に関してはからっきしダメで、塾の統一テストでは、一度も偏差値50を超えたことがありません。45を超えたこともありますが、30台も度々です。現状過去問をやりますと、何とか合格者最低点はクリアしていますが、受験者平均まで3問程度、合格者平均まではその倍といったところでしょうか。
→金城の実質倍率はここ数年(2年間は公表なし)02年=1.3倍、01年=1.7倍、00年=1.8倍ですから、平均して、1.5倍前後と考えられます。
算数の受験生平均と合格者平均の差は4点〜15点ですから、1〜3問ですね。
また、合格者最低点は2科合計の発表しかありませんが、受験生平均との差は10点〜20点ありますから、算数では1問〜3問といったところです。
従って、合格者最低点<受験生平均<合格者平均の間には、それぞれ、1問〜3問の差があるということで、正しいですね。
そこで相談と申しますのはあと2ヶ月となった今、今更いろいろ手を広げる時間もないのでとにかく前のテキストに戻り例題・基本問題(頻出単元に限って)を徹底的に再度学習させたいと思っているのですがいかがでしょうか。
→金城、椙山であれば、基本事項を徹底的に繰り返すのがいいでしょう。
どこの中学でも、受験生の本当のレベルよりも難度が高い問題が混じっています。それらをこれからやったところで定着することはありません。
当然塾から出された全員一律の宿題をやる時間はありません。そのことを塾に相談したところ「過去問は今の時点ではこの位のレベルでしょう。だからこそ冬期講習があるのです。今更前に戻ってやることもありません。宿題もしっかりやってほしい。」旨の回答でした。
→過去問については、私自身は12月に入ってからでよいと考えています。特に、合否判定?に使いたければの話ですが。当然、傾向と対策ならば、9月からでもよいのですが。
そして、1月に入ると、心配が重なり、思うように勉強がはかどらなくなることがあります。そのようなときに、再度、または、少し古めの過去問に当たることで、意外と自信がつくこともあります。※金城の場合、問題量が多い年がありますから、注意して下さい。
教材を見ていないため分かりませんが、河合塾のものであれば、6年2学期編にある【確認問題】を繰り返しやることが大切だと考えています。
その理由は、12講でほぼすべての分野・内容の基本的な問題を網羅しているからです。
冬期講習や直前講習では、ここまで網羅することはできません。
ベースキャンプになるものを確実にしておかないと、どこかでブラックホールができてしまいます。パソコン用語では【バグ】ですね。
おりしも別に購読しているメルマガに書いてあった事ですが、「過去問が出来ない場合は基本が定着していないからだ。とにかく基本問題・例題を定着させましょう。
→同じ過去問でも東海と金城をくらべた場合、大きな差があります。従って、ここでの「基本」が定着していないというのは、志望中のレベルでの基本ですからお間違えなきようにお願いします。
全員一律の宿題が今の子供にとって本当に必要か、誰かが見極めてやる必要あるがある」と書かれていました。この見極めてやるのが先生のおっしゃる親業だと思うのですがいかがでしょうか?長くなりましたが、ご意見をお聞かせ下さい。
→親が志望中の問題の傾向と分析を行っておくことが大切です。特に、統一偏差値が50以下の受験生には。その理由は、何も分かっていないことが多々あり、無駄な時間を費やすことも考えられるからです。
なお、3学期は一律の宿題はロスがあると考えます。当然、志望中にマッチし、量もさほど多く無ければいいのですが、そうでなければ、保護者が取捨選択すべきでしょう。この時期は個別の受験生のブラックホールの穴埋めを行うことに専念しておきたいですね。