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タイトル Re: 正確性と速度
投稿日: 2002/08/14(Wed) 10:50
投稿者くらもと

いや、なかなか難しい質問です。
というのは、niftyの教育forumや復習テストを知らないからです。
以前、【標準名古屋】の生徒の親(5年生)にテスト問題をみせていただき、平均点が60点でビックリしました。その理由は、かなりの難問群だったからです。後で聞くと、同じ問題のテストだったとのことでした。そのときには、数値を変えてあるのかどうかを聞くのを忘れたのですが、木魚さんの塾の場合はどうなんでしょうか。

> 夏期も半分過ぎましたね。私は元気ですが、息子は夏ばて気味です。
> 息子は復習テストをさせたところ、正答率96%でした。線分図を書くのは効果があるな、と言ってましたので、マルでしょう。
> なかなかやるジャン、と誉めて上げました。速度は遅いが確実性はあるのかもしれません。
→同じ問題での復習テストはやっておりませんので(基礎レベルでは演習問題または宿題問題として数値を変えただけの問題はやらせているようです)、効果の程は知りません。
私自身の考え方として、同じ問題、数値だけを変えた問題では、さほど価値がないと考えています。それは、家で何度か復習すればよく、一番大切なのは、問題文を理解することだと、思っているからです。
恐らく、夏にやった問題の中から何問かを選択して行っているとは思いますが。

> 私はniftyの教育forumを閲覧していたので、この機会に過去logを見直しました。
> それで発見したテーマなんですが、「スピードと正確性は相反する」というものです。
> その他にも、「処理能力と持久力は相反する」というのもありました。
> これは一般論だろうとは思います。
→「スピードと正確性は相反する」とのことですが、これはあくまでも1個人における比較ではないかと思います。他者と比べた場合、出来る生徒は、「スピードも正確性も兼ね揃えている」と思っています。

> おそらく、偉大な研究を成し遂げる人は、たとえば私が2時間で限度の集中力を、16時間×無限 に続けられる野郎なんだと何となく思っているのです。現にそういう知人に気が付きました。
> ノーベル賞を穫るような奴はこういう二物を持った奴なんだろう(友達にはなれないかもな……)という感じです。
→集中力の持続は、好きなことをやっているときには、誰にでもあるもんです。決して、少数の得意技ではないと思います。
 例えば、小3の息子が、デジモン関係で遊んでいると、何時間でも集中してデジモンに打ち込んでいるからです。それが、勉強に向かうかどうかが問題になるだけだと思うんですが。

> 復習テストのことなのですが、実力テストではなく復習テストの場合に「徹底的に、問題文なんかろくに読まなくても解けるくらい、テキストをやり込んで復習テストに来てる。」ということを指摘している意見がありました。平均点が60くらいになるように設定するために、優しい問題と難しい問題に大きな差が生まれるという指摘もありましたね。
> 復習テストでの高得点は一種の暗記であって、定着度を見るという主旨とはずれているように思いました。
→復習テストをやっていないこともあり、その効果は分かりません。しかし、自分はそのようなことはやらせたくはないと考えています。必要なのは、【一を知って十を知る】ことの訓練だと考えているからです。要するに、応用性を付けることだと考えているからです。

> 復習テストが得意な息子にもそのような傾向があるのかなと思ったのですが、今回の復習の結果で、暗記ではなく理解していたのだろうと安心しました。やはり速度なのでしょう。
→線分図をキチンと描いていたからでしょうか。
 それはそれでよいとは思いますが、文章題で大切なのは、線分図でも面積図でも天秤でもないと考えています。
 大切なのは、文章にある関係を整理し、その中に等しい関係を見つけること、だと思うからです。
 その後で、線分図や面積図、天秤、○P、方程式、場合によっては、教科書にある表(変わり方を調べて、順々に調べて)であり、これらは、あくまでも【問題を解く道具】でしか過ぎないということだからです。

> スピードと確実性、というものが相反するものだとして、それをうまく調整して得点に結びつけるには本人の自覚が必要だと考えました。筆圧などの物理的問題から始まって、問題の取捨選択、ライン引き、などです。
→上に書いた作業と一致しています。ただ、ライン引きを強調すると、何でも引いている生徒がいますが、単にポーズとしてのライン引きに終わっています。

> それで、本人に問題点を自覚させるための方法を考えました。
> 復習テストごとに一回置きに、「計算ミスを極力排除して、必ず見直しの時間を10分持つこと」で70%を目指す、「スピードを重視し、とにかく難しい問題を解くこと」で正答率最低の問題を2問解く、という指示を出して見ようかな、と思ってるんですが、いかがでしょうか。
→解答時間が分かりませんから、10分見直しが長いかどうかの判断はできませんが、基本的には、入試においては見直しをする時間はほとんど0に近いと思っています。
 もし、見直しをするので有れば、その都度やるべきなのかも知れません。ただ、計算ミスは本能的な認知の仕方に左右されていますから、本人が何度やっても気づかないでしょう。おかしな答えが出たときには真剣に見直しますが。

> この方針は6年の夏に効果が出るかも、という、一種の博打ですね。


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