タイトル | : Re: 南女・滝中学no |
投稿日 | : 2003/08/22(Fri) 07:36 |
投稿者 | : くらもと |
返事が遅れましたことお詫びいたします。
まず、東海地区でK塾統一での第一志望の多い学校の算数の入試内容について(番号は多い順ではありません)
1.東海
問題文は短めですが、あるレベルの知識が必要な問題が多い。一般的な言い方をすれば[センス]を要求していると言えます。
特に、[割合・比]を活用する問題が多い。
なお、ここ10年ほどは作業性の問題も増加してきています。
2.滝
問題文は長めですが、コツコツを問題文に沿って計算をやっていくと、いつの間にか答えにたどりついている、というタイプの問題が多い。いわゆる[センス]を試すというよりも[粘り強さ]を要求していると言えます。また、大設問1に対して、3〜4の小設問が配置されている。
コツコツ計算していくということは、作業性を重視した問題群です。ただ、そこから規則性を発見して解かせる前に終わっていることが多いです。これが全国レベルになっていない感じがします。
3.淑徳
受験算数としての基本を試す問題が多く、問題文も短めな一行問題が多い。ただし、後半では、長めの問題も配置されている。
4.南女
見た目には、東海と滝の中間をいく、といった感じです。また、小設問は20(25)問ですが、7割〜8割が1問1答形式です。
この形式は、淑徳に似てはいますが、問題文の読み取りが必要なものが多く、淑徳とのレベル差はあります。
当然、作業性を要求する問題もありますから、滝のような問題にも慣れる必要がありますが、まだ、滝ほどのレベルには達していない、と考えて下さい。
5.金城
淑徳以上に1問1答形式の問題が多く、問題レベルも最近では易しくなっていますが、問題量が多く、全問解答するのはしんどいかも。
6.南男
問題量は少なく、問題の難易度もさほど高くはありません。
前置きが長くなりましたが、偏差値が60を超えている算数だけで考えるならば、
一行問題の類はできる(ミスはあるかもしれませんが)と考えられますから、【滝】のタイプの問題を少し訓練しておく方がいいと考えます。ただ、他教科はどうかが分かりませんから、このお答えだけで選ばれるのは危険だと思います。
※偏差値が60を超えているのであれば、【東海特別ゼミ】が合っているのかも知れませんが。