(水そうのグラフについて)

 〜グラフは、速さ(時)の旅人〜
(kuramoto) 

 
  グラフを添えれば、問題文を短くし、複雑な動きの問題も出題可能になります。そのため、出題頻度が増加しつつある分野です。グラフには速さの情報が満ちあふれています。その情報をいち早くキャッチするのがコツです。
  水そうでは、水そうを真正面から見た図とグラフとの対応関係を押さえます。

上り線、下り線、行き交う人はどっちかな
(金子みすゞ風口調 kuramoto)


@誰が動いているものなのか(進行グラフ)、何を使用しているものなのか(水そうのグラフ)が、
グラフの中に記入されていない

[説明]問題文を何度も読み直す必要がなくなり、Aでの数量の意味が明確になります。
 

A横軸、縦軸の数量や単位当たりの増減量が、グラフの中に書き込まれていない

[説明]グラフの要素は、横軸が時間、縦軸が距離(水量)です。その結果、傾きが単位時間当たりの速さや水量を表します。グラフの中に、問題文に書かれた数値やグラフから読みとったり、計算した数値を書き入れていくと、何が不明なのかが明確になり、また、計算の重複や漏れをチェックすることも出来ます。それによって、答えに達するはずです。図形として処理することが出来る問題もあります。
 

B進行グラフで、2本のグラフの関係が出会いか追いかけかが押さえられていない

[説明]2つのグラフが下向き同士、上向き同士であれば追いかけ算、一方が下向きでもう一方が上向きであれば出会い算です。したがって、ある時間での2人の距離が分かれば、文章題の速さの問題と同じように処理できます。
 

C水そうのグラフで、グラフの真横に、真正面から見た図(立面図)が描かれていない

  グラフと立面図の対応関係が押さえられていない
[説明]対応関係が明確になれば、どこが計算可能かが分かるはずです。それを計算し、グラフと立面図に交互に書き入れていけば、自ずから答えに達するはずです。問題によっては、比を活用することもあります。

線引き師、動きを自由に操れる
(ポケモン風 kuramoto)



 キーワード: 折れ曲がった線  





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