(補足)重点分野の注意事項と処理方法
 

  問題の内容によっては解き方がパターン化したものがあります。ここでは、90%以上の確率で、一つのパターンで処理できる問題と基本的な注意事項を書き出しました。講義中で、口を酸っぱくして言い続けている事柄ですが、この方法を実行に移してくれない生徒が多いのが現実です。

計算(基本)

筆算でする。暗算ではしない。交換法則や分配法則を活用する
 

数の問題

数の決定問題の多くは、まず、問題文に合わせて式で書く。その式を眺めながら解き方を考える。  ※南女では必修
 

文章題(基本)

問題文から等しい関係を探し、言葉の式で表す。積の関係にあれば、逆比を活用する。和や差の関係があれば、その関係を線分図で表す。
 

平均算(食塩水)

まとまりで考える平均の問題は、まず面積図を描き、逆比を活用するだけのワン・パターンな内容です。※南女では必修
 

速さの問題(基本)

速さの問題ほど《絵》にし易いものはありません。それは距離を線で表せるからです。その速さの問題ですら、絵にしない生徒が多いのが現実です。絵にしてから考える方が、その処理方法に気づきやすいものです。
 なお、複雑な速さの問題では、進行グラフで整理することもあります。また、同じ距離を進むとき、速さの比と時間の比の関係(逆比)を活用することが大切です。
※東海、南女とも重要
 

やり取りの問題

遊園地へ行って、後で同じ金額にする問題です。食塩水のやりとりも同じで、フローチャートを活用するのが一番です。

やり取りは、フローチャートと見つけたり
(武士の心得風 (kuramoto)

※全国的に増加傾向

場合の数(基本)

場合分けをきちんと行う。後は樹形図や表を活用して、丁寧に調べる。※東海では必修
 

集合算

仲間分けの問題では、<2元の表>で整理し、それで行き詰まれば<帯状の図>、というパターンを踏めば、まず解決するはずです。※南女では必修
 

図形問題(基本)

要素に応じて図形を描き直す。図形を塗り絵化しない。
 

求積問題

解き方のパターンは次の通り
 1.公式がそのまま活用できる⇒垂直
 2.公式が活用できる形に分割する
 3.大きい図形から不要な図形を引く
 4.仲人を捜す(活用する) 
 

平行線

平行線は重要なポイントです。
 1.等積図形がある、等積変形する
 2.相似がある、相似を作る
 この2点をいかに活用するかによって、解くきっかけは作れるでしょう。

平行線、たどれば答えが見えてくる
(kuramoto)

 

図形と比

長さの比⇔面積比 の関係を縦横に駆使できることが前提です。そのためには、複雑な図形では関係しそうな図形だけを分けて描くことです。そして、分かっている数値を書き入れる癖をつけることです。
  面積が同じ⇒底辺の比と高さの比
  体積が同じ⇒底面積の比と高さの比
      の関係を活用すること。    ※東海では必修
 

点・図形の移動

動く図形はポイント、ポイントで作図することから始まります。

動く図形は動きを止めて、要所(ヨイショ)、要所で作図する
(kuramoto)

 

立体の求積問題(基本)

体積は見取図を、表面積は展開図を描くのが基本です。

水そうの問題

水そうの問題の多くは、真正面から見た図を並べて描くことから始まります。その後、深い方に揃えて、水が入っていない部分が同じことに着目して、深さの比と底面積の比の関係(逆比)を活用して解くことになります。   ※東海では必修






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