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@問題文を正しく理解していない |
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[説明]問題文を正しく理解していない限り問題は解けません。それを指導することは基本的には算数のエリアから離れます。それは、文面から等しい関係を抜き出すだけの作業だからです。指導できるのは、「まず、等しい関係を文章を使った式で表しましょう」、というレベルです。それを習慣にするかどうかは本人の意識の問題となります。この作業は、中学数学にも必要不可欠な行為ですから、注意しておきたいものです。文章を使った式から、それをどのように加工していくのかを教えるのが算数指導の役目です。文章を使って式で表すことで、解き方のパターンが見えてくることがほとんどです。 |
A問題文を整理していない |
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[説明]ここでの作業は、@を一歩前進した段階です。具体化させる作業です。頭の中の整理では、最初は正しくても計算している過程で忘れたり、抜け落ちてしまったりして、正確さに欠けます。また、計算の都度、読み直していたのでは、その分、解答に時間がかかります。それらを避けるために、表や図(線分図・面積図)、絵などが大切になります。与えられた情報をその中に全て書き入れるのは当然です。その当然のことがなされていないのが現実です。さらに、整理したものから、計算式が見えてくることが多々あります。なお、整理する方法は、人によって様々です。問題の内容毎にそれぞれの方法を確立したいものです。 |
B計算式を書かない |
[説明]算数は計算がすべてです。そのためには、問題に合った正しい式が必要になります。後で、どこで間違えたのか、考え方のミスか、計算ミスなのかが、明らかになります。 |
C途中の計算の結果を、Aの表や図、絵に反映していない |
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[説明]表や図、絵には不明な部分(多くは答え)が あり、それを穴埋めしていく過程で、欠落部分が見た目で明らかになります。すなわち、表や図、絵に計算の結果を反映していくことで、計算の重複や未計算の部分が無くなり、求めるものに正確にたどりつけるのです。 |
D少しひねられると線分図や面積図などが出ない |
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[説明]中学で学習する方程式を含めて、線分図や面積図などは、所詮、問題を解くときの道具です。道具は使い道に応じて使い分けるのは当然です。どれを使うかは、これまでの問題のパターンを思い出しながら類推すること以外なさそうです。ただ、端(はな)から、○○算だと決めつけてかかっていては間違えるのは当然です。 |
E問いかけとは異なる答えを出している |
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[説明]今、どの部分を計算しているのかが明確でないため、一通りの計算を終えると、その安堵感から、つい、それを答えとしてしまいます。家族旅行で、後一歩で我が家に帰り着く、その直前に事故を起こす現象と同じでしょうか。最後に、もう一度、問いかけを確かめて答える習慣を付けたいものです。問いかけが何であるかの確認は2秒〜4秒あれば十分です。後で見直す時間はありません。 |
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