〜数は文章題の原始細胞です〜
(kuramoto) 
 
 数に関する問題の多くは、整数の問題にしろ、小数、分数にしろ、式で表すのは決して難しくはないはずです。何故なら、文章通り書けば式になるはずだからです。しかし、式に表さずに解き方を頭の中で考えている生徒がほとんどです。文章題にもつながる基本的作業ですが、問題文の条件(等しい関係)をまず押さえることが、解き方が分かる方法でもあります。その後で、解き方を考えるようにしたいものですネ。
 なお、数に関する問題を式で表す癖がつかないようでは、文章題を解くことも難しいでしょう。

文章題、スリムにしたのが数(かず)の問題
(kuramoto)

 
 

@問題文を式に表さない   

  頭で式を書いている、解き方を頭の中で考えている
[説明]式に表しさえすれば、テクニック的な解法が分からなくても、実際の数値を入れることで、答えがでる問題がほとんどです。式に書かなければその方法すら見いだせないでしょう。式を書くことは問題に具体性を与えることなのです。

具体性、それに勝る解き方は無し
(kuramoto)


Aテクニック的な解き方のみを考えている

  もがくことができない
[説明]@とも関連することですが、多少時間の余裕があり、テクニック的なものが思い浮かばなければ、テクニック的な方法を二の次にして、具体的な数値をはめ込むことが大切です。いくつかの数値で考えれば、規則性で見えてくることもあります。すなわち、少しはテクニック的な方法を考えるとしても、最後の手段は当てはめです。文章題全般に言えることです。

当てはめを、恥と思うな受験生、最後の手段は当てはめだ
(kuramoto)

 
 

B問題の意味を取り違える、勝手に解釈する

[説明]「〜はいくつですか」との問いかけに、「1個」と答えている答案がよくあります。「1個」が答えになる問題は極めて少ない。やはり、実際の数値を答えるべきでしょう。頓知(とんち)で入試は突破できません。

常識も、力のうちと考えよ
(教訓風 kuramoto)


 キーワード: 式 を 書 く 




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