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タイトル親として
記事No353
投稿日: 2002/11/30(Sat) 16:46
投稿者きょろママ
皆さんこんにちは。もうご存じの方も多いと思いますが、私は今春受験生の母を卒業したものです。
最近の投稿で疑問に思うことがあります。皆さん何のために中学受験を選んだのでしょうか?大学進学に有利だから?人間教育が大事だから?ここのところがはっきりしていなくてはいけません。我が子にどんな6年間を送って欲しいのか胸を張って言えるような親でないと子供がかわいそう。それに偏差値が滝より南男が低いと言われて幻滅する親では南男に対して失礼です。自分の子供が”滝より偏差値の低い南男に進学した”と気にするのは変だと思いませんか?両校は校風・教育方針が全く違うのですから・・。
いろいろな学校の説明会に出かけるのは学校の考え・方針が自分たちの教育方針に合うかどうかを見極めるためですよね?その上で偏差値を考慮して受験校を選択するはずです。「南男に行かせるつもりだけれど滝も受かって欲しい」というのは、滝の偏差値が南男より高いことを承知の上であるのなら少し考えさせられる物があります。親の意志?子供の意志?もし南男が親子とも好きで楽々合格できるけど滝もチャレンジしたいとお子さんが本気で考えていらっしゃるのなら、滝が運悪くダメでも子供は動揺しません。だって敢えて果敢にチャレンジした子供を親も誇りに思いますし、もともと滝には行く気がなかったんですから。でも子供の意志でなく親の邪念(うちの子は滝に行く力があったのだけれどと言う見栄)が入っていたとしたら、結果ダメだと悲惨です。親の意志に添えなかったと感じる不合格は子供にどれだけ重くのしかかるか想像できますか?両校受験するのなら親が「滝は勉強を頑張る良い学校。南男はのびのびした校風が良い。どっちも魅力的な学校だから選べない」と子供にも話し自分でもそう思えることが必要なのではないでしょうか。受験は水物。受かった方が良い学校と思うのが一番です。(毎年2月は悲喜こもごも。親がいかにしっかりした考えを持っているかで子供の乗り越え方が格段ちがってきます。)偏差値はあくまでも目安。それだけに振り回されないようにありたいものです。
最後に断っておきますが我が家は南男、滝とも通っていませんのでどちらびいきでもありません。


長い投稿で申し訳ありませんでした。
”中学受験の玉手箱”は昨年の私の心のよりどころの一つであったし、皆さんにとってもそうなって欲しかったのです。
受験生の親の皆さん後少し頑張ってくださいね。

タイトルRe: 親として
記事No354
投稿日: 2002/12/01(Sun) 06:32
投稿者くらもと
どうもご意見ありがとう御座います。

私自身、南男を批判はしていないつもりです。しかし、入試レベルはキチンと押えるべきだと考えています。井戸端会議であれば、その当たりはいい加減でもよいのでしょうが、少なくとも、受験校の指導を行わないといけない立場にある限り、それは許されないと考えているからです。
当HPでのBBSへの返答で、かなりシビヤな物言いをするのも、立場からくるものです。現実には性格からでしょうが。

レベルや入試傾向・内容を正しく掌握することによって、勉強の量も質も変わってきます。甘い判断でそれを行うと、よい結果が得られることは少ないと考えているからです。
当然、入試は水物ですし、12才の子どもの学力は一挙に変質することもあります。当日の状態や好き嫌いな分野が出題されるかどうかによっても違ってきます。子どもが望む中学であれば、危険が少しあるとしても、受験させることも大切です。そのときには、可能性も含めて説明しておくことが大切でしょう。極端な言い方をすれば、100%大丈夫ということも100%ダメだということもないということを認識させておくべきでしょう。その可能性を少しでも上げるために頑張らせることが大切です。

余談になりますが、このことは、子どもよりも保護者の方が明確に認識しておくべきでしょう。失敗したとき、子どものショックよりも保護者のショックの方が強く、時間がかかります。子どもは1週間もするとケロとしていますが、保護者は半年1年続くこともあります。それは保護者のプライドとともに、子どもに無理をさせてよい結果は得られなかった、という自責の念のようなものからくるようです。私は子どものケアよりも保護者のケアの方が大切だと思っています。

私の息子は現在小学3年生ですが、今の彼の勉強に対する取り組みでは、背伸びしても南男がやっとではないかと思っています。ジャンプまでさせて東海へ、という気持ちはありませんが、公立中学への不安がどうしてもぬけ切れません。また、6年間私立へ通わせるだけの経済的保証もありません。そこで、一つの選択肢として、名大付属も考えてはいます。(滝、愛教大附属は考えてはいませんし、選択の基準は現時点では明確ではありません。校風などのさほど考慮には入れないのかも知れません。学校という組織よりも友人関係という個人の方を大切にしたいとは考えています。組織は裏切るのが常識だからです。個人も裏切りますが、まだ許せます。)
ある程度は勉強させる環境を整えますが、それを選択するのは子ども自身だと思っています。当然、11、12才でも理解できるように、様々な状況を説明することになるとは思いますが。